7/9(土) 中四国ブロック
「訪問看護のための判断力トレーニング」研修会が
開催されました!
実施日時:2022年7月9日(土) 13:00~16:00
開催方法: Zoomミーティング
講 師:佛教大学保健医療技術学部看護学科在宅看護 清水奈穂美先生 (内部講師)
参加者数:14名(広島4名・岡山2名・島根1名・鳥取1名・徳島3名・愛媛1名・香川2名)

中四国ブロックでは研修を企画するにあたり「人材育成」に焦点を当て、
“知識・スキル・経験を継承していくために必要なことは何か?”をテーマに検討した結果、
第一弾として、自分たちの頭の中を“見える化”できることを目指す「臨床推論」の研修会を開催!
講師として、清水奈穂美先生をお招きし、訪問看護師に必要な「判断力」について学び、
思考プロセスを言語化していくトレーニングを行いました。
清水先生の講義は、臨床推論の基礎知識から、訪問看護での活用方法について
事例を踏まえての説明はとてもわかりやすく理解しやすい内容でした。
臨床推論力を鍛えるために、事例を上げそれに対しZoomのチャット機能を使って、
それぞれの考えを言語化、それをみんなで共有することで実践力を養うトレーニング。
後半グループワークでは、事例での気づきや「ナゼそう思ったか?」について
自由に意見を出し合い、判断まで導けるよう活発にディスカッションしました。
訪問看護師は、命を守るための医学的判断と、その人の思いに寄り沿うための価値判断の2つが必要。
刻々と変化する状況に応じて両面から判断し、考え行動することが求められます。
判断に至るまでのプロセスはいくつもあり、これが正解という答えはありませんが、
「その人にとっての最善解を見つけていけるよう努力していきたい!」と思いました。
研修会終了後のブロック会議では、中四国ブロック理事から総会や理事会の報告をしていただき、
今期活動について参加者全員で意見交換しました。
参加者の声
・たくさんの学びはもちろんですが、楽しくパワーをもらえる研修でした。
・学びのある居心地のよい研修でした。悩み多き私にとって、これから活かそう、活かしていきたいと
思えました。
・先生が魅力的で、本では学ぶことができないたくさんのことを吸収できたような気がします。
・まだまだ言語化することが十分とは言えないので、引き続き先生の講義を聞きたいです。
まとめ
臨床推論は、熟練した訪問看護師が日頃実践していることだと言われていますが、
改めて判断し言語化することは本当に難しいと感じました。
しかし、その難しさは訪問看護ならではの難しさであり、悩みながらも参加者は楽しいと感じることができ、
継続して学びたいという意見を聞くことができました。
今後は、臨床推論の学びを意識して実践で活用し、スタッフ育成や、多職種連携の場で
活用していきたいと思います。
中四国ブロック 尾﨑美智