9/17㈯ 東海北陸ブロック研修会
「訪問看護ステーションにおけるBCP」開催されました!
実施日時:2022年9月17日㈯ 13:30~16:30
開催方法:Zoomミーティング
講師:災害看護専門看護師 大久保貴仁氏(外部講師)
参加者数:47名(岐阜7名・静岡5名・石川1名・三重4名・愛知30名)



「訪問看護ステーションにおけるBCP」研修会は、
1.BCP作成におけるプロセスが理解できる
2.地域の影響分析や事業所の影響分析を理解できる
3.災害時の避難訓練方法について理解できる
4.地域の災害対策のネットワーク作りや協力体制尾おける課題について考えることができる
の4つの目的で開催!
研修会に先立ち、山端から開会の挨拶と新役員の紹介。
そして協議会活動について情報提供を松下理事よりしていただいた後、
大久保氏による講義がスタート!
①地域で起こる災害、②リスクとハザード、③新型コロナウィルス対応、
④災害の意思決定、⑤訪問看護におけるBCP の5つについて講義していただきました。
後半グループワークでは
・状況予測シミュレーション、地域で起こりうる災害とリスク判断
・訪問看護における優先業務
・各事業所の災害対策の現状と課題
について意見交換し、BCPをより身近なこととして学ぶことができました。
最後、閉会の挨拶を野崎監事からしていただき研修会は無事終了しました〜♪
参加者の声
参加者26名の方にアンケート調査をしました。
山端のアンケート依頼が遅かったため回答率は55%
講義内容の理解度について、「大変理解した」53.8%、「理解した」46.2%
理由は「考え方の幅が広がった」「とても分かりやかった」
「具体的にイメージすることの大切さがわかった」などでした。
研修会の満足度は、「大変満足」50%、「満足」50%でした。
満足度の理由は「講義がわかりやすい」「グループワークが良かった」
「自分が知りたい内容であった」などでした。
BCP作成は3年の猶予期間がありますが、コロナ禍での対応に迫られるなど、
BCPの必要性を痛感している中で「具体的にどのようにBCPを作成していくと良いのか?」と
気持ちが焦ってしまう状況の中、大久保先生の講義とグループワークは、
実際の映像や画像などからイメージでき、具体的にどのような行動をとるのか、
どうすべきかをシミュレーションすることで、具体的なイメージを描くことがきました。
また講義を通して、情報を共有すること、その情報の解釈、分析方法や訓練方法など
考え方、災害時の意思決定の重要性を学ぶことができました。
研修終了後には「これなら全員が活用できるBCPが作れそう!」
「スタッフと状況予測のシミュレーションをしていきたい!」
と前向きな気持ちで、BCPづくりが楽しみに思えるようになりました!
「訪問看護ステーションにおけるBCP」研修会は、私たち認定看護師として
「実践・指導・相談の役割」を再認識できた時間でもあり、
「BCP作成」にフォーカスせず、災害時においては「作成するプロセスが重要!」だと再認識。
それにはファシリテーターとして「どのように伝えていくかが大切!」と、振り返る時間となりました。
大久保先生が「今回の研修はBCPを作る目的とした講義ではなく、
認定看護師としてみなさんに“考える”ことをしていきたい」とおっしゃった通り
イメージを膨らませ、シミュレーションし、実際私たちの行動は?…といろいろ考えさせられ、
深い学びの多い研修会となりました。
参加者から「アットホームな感じがして良かった」というご意見をいただきました。
とてもうれしいご意見です。
これからも、東海北陸ブッロクメンバー全員が参加しやすい、
アットホームな和やかな会にしていきたいと思います。
参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
東海北陸ブロック 山端二三子