日本訪問看護認定看護師協議会

能登半島地震被災地で、わたしたち協議会メンバーが支援活動!
その時の様子と活動報告が届きました。

昨年度まで役員の関東ブロック平野さん、現役員の山崎理事の両氏が、
この春、震災から3ヶ月ほど経った輪島市“もんぜん楓の家”にて、DC-CATによる支援活動に参加!
その時の様子や活動報告とともに、平野さんが寄稿文を寄せてくれました。


訪問看護ステーションコスモス 平野智子
派遣期間:2024年3月17日〜19日(3泊4日)
派遣場所:輪島市もんぜん楓の家 小規模多機能施設


株式会社やさしい手 山崎佳子
派遣期間:2024年4月19日〜23日(4泊5日)
派遣場所:輪島市もんぜん楓の家 2ユニットグループホーム


元旦を襲った、令和6年能登半島地震、甚大な被害に多くの方が心を痛めたことと思います。
私自身、のんびりとテレビを観て過ごしていた最中、揺れを感じ、その後ニュースを観ながら、
「ただごとではない、自分に何か出来ないか?」と思いながらも、
管理者である私は長期間、仕事に穴を開けることが難しく、月日が流れておりました。
そんな中、DC-CATさんの短期間でも支援できる取り組みを知り、
2024年3月、石川県輪島・もんぜんの福祉避難所にてボランティア活動に行って来ました。

DC-CAT(ディーシーキャット)は、現役の看護・ケア職500名ほどの専門家集団で、
災害亜急性期~慢性期を中心に、 被災地の県庁・基礎自治体や職能団体、
各所の保健医療福祉調整本部、NPO等と連携し、フェイズに応じた支援提供を行い、
「助かった”いのち”のその先の”生きる”を支え、災害関連死の阻止に努める」を理念に掲げて活動。
Disaster Community-Care Assistance Team(災害地域ケア支援チーム)の略です。

震災から3ヶ月経過していても、水を川から汲み、倒壊した家屋は手付かずの状況。
また、避難食をアレンジしての毎日の食事。このような復興の兆しが見えない中、
日々入居者さんも職員さんも一生懸命がんばっておられ、
ボランティアの私たちを笑顔で温かく迎えてくださいました。
帰りがけ「私たちのこと忘れないていてくださったらありがたいです」とおっしゃった
施設長の言葉が心に残りました。
被災地のニュースが減ると、復興をしているかのように世間は捉え、関心が薄れてしまいがちですが、
この言葉を忘れず「関心」を持ち続け、自分のできることを続けていきたい!と強く想いました。

この活動には山崎理事も参加され、いっしょに活動報告をまとめましたので紹介させていただきます。
またDC-CATさんは現在も復興支援を継続しており、より多くの人からの支援を必要としています。
DC-CATさんの活動内容や理念をまとめたPDFも掲載しましたので、
ぜひ合わせてダウンロードしてご覧ください。

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