日本財団支援事業
10/30㈯
「一緒に学ぼう、在宅看取りの第一歩/中四国ブロック」
を開催しました!



中四国ブロックは、当初会員数わずか10名という中で活動をスタート。
現在23名と仲間が増えてきたとはいえ、あの頃の少数精鋭隊時代のまま、機動力バツグンのチーム!
今回の事業も企画・運営から基調講演・事例発表スピーチに至るまで、すべて自前(*゚▽゚*)!
チーム中四国ブロックが一丸となって開催した手づくりの研修会ということができます。
そしておかげさまで予想を超える127名もの方から参加していただき、無事終了しました。
基調講演「最期の想いを叶えるために~私たちができること」では
訪問看護認定歴2年の和泉美紀さんが勇気をもって発表してくれました。
日々のデータを資料として掲げ、和泉さんの経験に基づいた、分かりやすく丁寧な解説で
この研修会の基本方針をスピーチ。
事例①「特発性間質性肺炎療養者の在宅看取り~意思決定を尊重した関わりを振り返って~」
金尾知子さんから、在宅酸素14ℓを吸いながらも、本人が希望した家で、最期の療養を支えた事例を発表。
事例②「看取り体験の悩みを振り返りこれからに繋ぐこと」
樋口妙子さんからは、在宅看取りで悩んだケースを自身で振り返り
「家族の看取るチカラを養う」ことの大切さを語ってくれました。
事例③「四肢麻痺のあるがん末期患者の希望を叶えた訪問看護」
齋藤貴美子さんからは、入退院を繰り返す中で、ご本人の思いを叶えて在宅看取りができた事例を発表。
傾聴し、対象者を理解し、寄り添いながら最期まで生きる力を支えた事例で、
お孫さんに“看取り”について絵本を使って読み聞かせしたことが、とても印象的でした。
次のグループワークでは、
①講演・事例発表を聞いての感想・意見
②受講された方の在宅看取りの現状
(上手くいったこと、嬉しかったこと、悩んでいること、困っていること)
③これからの取り組みについて
を15グループに分かれて話し合ってもらい、全グループが発表。
訪問看護経験の浅い方の発表で、緊張されながらも一生懸命お話しされる姿に感動!
その方から「自分も在宅看取りを実践できるようになりたい」という強い思いが伝わってきました!
みなさん、どうぞ勇気を持って在宅看取りへ一歩踏み出してください!
ご参加ありがとうございました。
チーム中四国ブロックのみなさん、お疲さまでした〜♪
参加者からの声:
グループワーク後の発表で、「傾聴すること」「利用者や家族を理解すること」
「その思いに寄り添うことの大切さ」「予測する視点を持って伝えていくことの大切さ」
「チームで支えていくことの大切さ」を学んだ。これを今後に繋げていきたいといった意見が聞かれました。
研修会後アンケートでは:
・有意義な時間、刺激をもらった。
・県外の方と交流ができて良かった。
・在宅看取りを頑張りたい。
・もっとこのような研修をしてほしい。…などの回答を複数いただき、
この研修会が、在宅看取りの第一歩に繋がる動機付けができたのではないかと思います。