日本訪問看護認定看護師協議会

日本財団支援事業

11/3㈬㊗「一緒に学ぼう、在宅看取りの第一歩。
考えてみよう!それぞれの本当の想い/南関東ブロック 」
が開催されました!

私たちは、いろいろなターミナルケースを想定し
そこにいるご本人ご家族、関係しているさまざまな職種の方々の想いをどれだけ受け止められるかが
とても大切であることを語り合いました。
その結果『考えてみよう! それぞれの本当の想い』というサブタイトルをつけました。

南関東ブロックは、メンバー8名とファシリテーター5名の総勢13名で参画! スクショがこれ1枚しかなくって…ここから雰囲気感じ取ってくださ~い!!!!!!!!!

1)企画ものがたり
企画の段階で話し合ったことは、 事例を中心に展開してグループワークするだけでなく、感動をもたらすような内容にしたい! その方が新人もベテランも他職種もそこからさまざまな学びがあるはず!と。 ご本人・ご家族・関係者それぞれの立場で、それぞれの想いがあることを知っていただくことで、 「やってみよう! 頑張ってみよう!」に繋がっていくのではと考え、これを内容に落とし込んで ようやく開催に漕ぎ着けることができました。 そして9ブロック中唯一、基調講演で大柳夕香里様からご家族の立場で経験されたことを語っていただきました。 そのリアルな体験談は、私たちでもなかなか聴くことのできない本音の部分を伺うことができ、貴重な機会となりました。

続く事例発表では、訪問看護認定看護師の高橋光子さんによる「小児の看取りの事例」
訪問看護認定看護師の斎藤弓子さんからの「腎不全療養者の意思決定支援事例」を全員で共有。
その後、参加者75名が13グループに分かれて、2段階のテーマでグループワークを行いました。
慣れないブレイクアウトルームでのグループワークを、訪問看護認定看護師がファシリテーターを務め、
みなさん緊張しながらもグループの意見や感想、考えを発表してくださいました。
参加者のみなさま、ありがとうございました!
経験の有無、経験年数、職種に関係なく、それぞれに学びがありました。
ちょっとだけご紹介します。事例からの学びの深さが共有できます!


2)参加者の声
・登場する人それぞれに思いや、役割があり、その支援をしていくには、
 色々な視点で見る力を養う必要があると学んだ。改めて寄り添った看護が必要と感じた。
・一人訪問で気が重くなっていたが、体験談や事例を聞き、自分を顧みる機会となり自己肯定することができた。
お看取りの支援で悩んでいるのは自分だけではないと実感した。
・ご家族のお話されたことがすごく心に響いています。
 ご本人や家族にとって信頼できる看護師になれるよう努力したいと思いました。
・在宅看取りを希望していても、必ずしも看取りの場面が在宅でなくても良いという選択肢の提示や、
 軌道修正してあげてもいいんですね。
そのために多種多様ことに寄り添いながら、
 看護していく大切さを学びました。
・声掛けの大切さ「いつでもいいから、何でもいいから連絡ください」が心の支えになるのだと思い
 そう考えると24時間対応は大変だが、いつも寄り添う気持ちを大切にして、
 ご家族に「来てもらってよかった」「話せて気持ちが楽になった」と思ってもらえるような看護が
 出来るといいと思いました。(複数意見あり)


3)企画運営スタッフの声
・オンライン研修でグループワークをする難しさはありましたが、当初の企画通り感動をもたらして、
 「在宅看取りをやってみよう、考えてみよう」と思える、良いきっかけづくりとしての研修ができた
と思います。
・事例が深かったので、グループワークの時間が足りなかったです。
 1ケースをもっともっと深めるという方法でもよかったかもしれないです。
 特にうちのように、当事者さんが登壇してくださっているので、
 ここからだけでもたくさんの学びがあった
と思います。
・今後はこれで終わりでなく、ここからがスタート! 続けて在宅看取りに関する取り組みをしていきたいと
 企画者側も気持ちを新たに、みなさんといっしょに二歩、三歩と歩みを進めて参りたいと思います。


4)MC、スピーチした当事者から
「最期まで家で過ごしたい、過ごさせたい」と希望されていた方でしたが、
療養生活の中でつらそうな様子を見て入院を考えたこともあった。つらそうな様子を見て、不安も大きくなり
どうしようと悩むこともあったが、看護師さんからの「何かあったらいつでも電話して」という言葉に安心した。
また「病気のこと以外の普通の話題で会話をしてくれることも、ほっとする時間だった」と。
「24時間対応することは大変だけれど、いつでも連絡できることが心の支えになるんだと思った」
という感想をたくさんいただきました。(司会 阿部直美)

我が子を自宅で看て見送りたいと希望した両親。
頻回な痙攣への対応に集中する母親に、私達は入院の選択肢を伝えました。
母親としての役割だけで、残り少ない命の我が子を慈しんで欲しいと願ったからです。
悔いのない看取りのために、訪問看護師は必要と判断した場合は軌道修正を行う役割も担うことを
お伝えしています。(発表者 高橋光子)

悩みながらも一生懸命関わり、私の心に残った事例でした。
初心者に分かりやすく伝わるように心掛けました。 (発表者 齊藤弓子)

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