日本訪問看護認定看護師協議会

5/17㈯ 第1回南関東ブロック交流会『看取りを考える会』を開催!

実施日時:2025年5月17日㈯ 19:00~20:30
開催方法:Zoomミーティング
参加者数:8名(三橋·伊藤·豊田·松沢·阿部·飯島·田中·川瀬)

南関東ブロック2025年度一発目。第1回交流会『看取りを考える会』開催しましたーーー!!!
土曜夜という何かと貴重な時間帯にもかかわらず、なっ、なんと!

8名ものメンバーが集まってくださって、と〜ってもうれしかったです。゚( ゚இωஇ゚)゚。

テーマは「医師との連携」
3つのターミナルケースを提供していただき、それを共有して意見交換しました。

事例1:Aさん 50歳代男性。
主治医は病院勤務で週に1回往診。夜間・緊急の往診はしない。
呼吸が止まっても救急搬送して、病院で死亡診断をするから大丈夫と言われている。
看取り期の展開が速いと思われた若いがん患者さん、
週1回の往診ではタイムリーな対応が難しくなることは明白で、
“在宅医への移行”を提案しようと思っていたが、最終的に入院を希望された。
《みんなの意見》
・病院側から「呼吸が止まっての救急搬送でも大丈夫」と伝えられても、
 
本当にそのようなことがまかり通るのか…
 
通常と異なる場合、きちんと記録を残しておくことが重要。
・若い方だからこその在宅支援体制の重要性

事例2:Bさん 80歳代男性 独居 脊髄小脳変性症 膀胱がん(娘さんには告知済み)
主治医は、膀胱がん診療中のがん拠点病院の医師。
何度となく「最期をどこで過ごしたいと思うか?」を伺うも、触れてほしくない態度で返答なし。
状態悪化のため主治医に連絡した際、「満床で入院不可。救急車を呼んで入院先を当たってほしい」と言われた。
《みんなの意見》
・主治医がどのような方向性を取っているのか? 記録を取っておくことが重要。
・「最後はどこで過ごしたいか?」本人も主介護者も決められないケースへの対応の難しさを実感。
・DNARは?
・利用者はずっと診てもらっている医師に担当してほしいと思うもの。
 変更ではなく「副主治医というのはどうか?」と、投げかけてみるのはどうだろう?
・死亡診断はがん拠点病院では無理ですよね…と現主治医には伝えてみる。
・その人の人生のストーリーに寄り添うしかない。悩むということは寄り添っているということ。
 自信をもって寄りそってほしい。

事例3:Cさん 90歳代男性 胃がん末期
主治医は昔からの地域仲間。最期はホームホスピスなどの施設を勧めていた。
しかし、なかなか施設入所が叶わず申し込み段階ですでに余命1~2日。
そのため施設に搬送もできなかったため、急遽在宅医を導入し翌日死亡された。
《みんなの意見》
・利用者の状況に応じ、さまざまな医師とやり取りしないといけないので大変だと思った。
・主治医は「最後まで診ない」と言っていたのか? 迷っていたのでは?…とも思う。
在宅の仕組みや、訪問診療のことを理解していないのではないか?
 そういった教育も必要なのでは?


事例提供者からは

「医師との関係性を再構築する努力を惜しまず、じっくり取り組みたい!」
「ご本人ご家族にとってより良い選択をしてもらえるよう、情報収集していきたい!」と
わたしたちが描くこれからの在宅看取りに向かって、決意表明されました❤(ӦvӦ。)

南関東ブロック“看取りを考える会”は、これからも継続して開催していきます。
ブロックに関係なく情報共有し学び、看取りをもっと深掘りしたい方、
大募集中です!(*゚▽゚*)  
いちど参加してみませんか?
私三橋か事務局まで気軽にご連絡ください! щ(゚Д゚щ)カモォォォン

南関東ブロック 三橋由佳

JVNCNA事務局
tel:03-5778-7008
fax:03-5778-7009
mail:kyogikai@jvnf.or.jp

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