12/7㈯ ミニ講座「安定したステーションの運営をめざして」が開催されました!
実施日時:2024年12月7日㈯ 9:00~12:00
開催方法:Zoomミーティング
内部講師:講義&ファシリテータ/下岡三恵·雨森千恵美
ファシリテータ/江戸英雄·佐伯聡子
運営/野崎監事·田川理事·豊田
参加者数:16名

今年度も地域貢献活動として、訪問看護管理者のみなさんを対象とする
「安定したステーションの運営をめざして」と題したミニ講座と座談会を企画開催し、
朝9時から3時間、全国から16名の方々に参加していただきました。
前半はミニ講座。
第一講は、関東ブロックの下岡三恵さんによる『訪問看護ステーションの運営って大変!だけど楽しいよ』
大規模ステーションの管理者として悲哀を感じた経験と、管理者経験の振り返り機会として、
笹川保健財団起業家育成セミナー受講し、その後現在の訪問看護ステーションを立上げます。
そして小規模ステーションでの人材確保、利用者確保の困難さに遭遇。
「看護師はどこにいるのか?」と求人費など資金繰りといった経営の舵取りなど…
一筋縄ではいかない手探りのご苦労の様子を教えてくださり、
そこから事業所として、管理者として見えてきている方向性や実施している現在の取り組みと課題、
管理者としてのやりがいや仲間づくりについてお話しくださいました。
第二講は、近畿ブロックの雨森千恵美さんによる
『地域のニーズに合わせた訪問看護の展開を考える~滋賀県から~』
地域に根差したクリニックから、訪問看護ステーションの立ち上げ管理者になって
地域で取り組んできたこと、管理者として落ち込んだり失敗したりした経験から学び、
「楽しく仕事をする!」ためにプライベートの充実や、雑談を大切にすることを心掛けていること。
また得意分野のことや、社会から求められている、自分たちが目指す訪問看護についてお話しくださいました。
地域にステーションが乱立する中で、経営全般や人材確保、人材育成、利用者獲得など、
さまざまなマネジメントが求められ、おふたりとも自分たちの強みを見つけて取り組み、
困難を抱えながらもそれを乗り越えた先にある、管理者としての楽しさも交えてお話しくださいました。
後半4つのグループに別れ、受講者のみなさんとファシリテータで座談会へという流れでしたが、
初対面で少し緊張気味のみなさんも、自分の困りごとや苦労されていることを話されるうちに座も和み、
あっという間に60分が過ぎとても短く感じられ、地域に訪問看護ステーションが増えてきていることを背景に、
人材確保や利用者確保、職員研修や待遇などに悩みながらも実践していることが伺えました。
最後のあいさつで野崎監事は、地域で在宅看護を支え最前線でがんばっているみなさんに、
大きなエールを送ってねぎらいと感謝を伝えました。
参加者からは
「悩みをもって日々大変に思いながらも、訪問看護事業を継続しようと
がんばっておられる同志がいて、心の励みになりました」
「みなさん、同じ悩みを抱えているのかも…と思え、気持ちがラクになりました」
といったアンケート回答をいただきました。

終了後12:00~12:30、プロジェクトメンバーは事後会議を開いて意見交換。
「座談会は、経営運営や人材育成テーマが、集中して多かったこともあり、
来年度のテーマを見直してよいのではないか?」
「前半の講義は、そういったテーマと連動した、絞り込んだ内容の方が良いのでは?」
といった意見があがって、今後も継続開催を希望する声をいただいておりますので、
次年度につなげていきたいと思います。
南関東ブロック 豊田好美